「リフォームして住みづらくなった。」
「こんな結果になるとは…。」
リフォームが終わってからこんなことになりたくないですよね。
リフォームは金額が大きく、施行中は一時的に引っ越しや、住居内に工事業者の出入りもあり、様々な面で苦労します。
だからこそ、快適な生活が手に入ると期待して行ったリフォーム、絶対に成功させたいですよね!
一方で、希望通りにリフォームしたのに意外と住みづらかったというケースも少なくありません。
業者から提案してもらって綿密に計画したのに「あれ?」と言うケースです。
今回は、失敗事例3選を解説いたします。
【 リビングの失敗例と失敗しないポイント 】
リビング階段が部屋を圧迫してしまい、リビングが狭くなってしまった。
リビング階段にする場合、スペースが十分に確保できていないと、
無理やり押し込めたような印象になり、狭く居心地が悪く感じます。
お子様とのコミュニケーションを増やすことを目的にリビング階段を作られる方も多くいらっしゃいますが、居心地の悪いリビングはコミュニケーションを減らしてしまうのかもしれません。
現在の住居の広さや間取り、仕様を考えて決めなければいけません。
窓が大きすぎて視線が気になり、陽射しが暑い。
たくさんの光が差し込む、明るい家を目指して窓を大きくしたいと思っていらっしゃる方は窓の位置をしっかりと確認しましょう。窓から見える景色を想像することは難しいと思いますが、ご近所とのトラブルを避けるためにもきちんとシミュレーションしておきましょう。
また、窓を作る方角にも気を配りましょう。
南側に大きな窓を作ると部屋の温度が暑くなりすげてしまうことがあります。
窓を断熱仕様にするなど工夫をしましょう。
リビングに間仕切りを設置したら、奥まで光が差し込まなくなった。
光の入り方を事前に考えておくことは非常に大切です。間取り図を見て時間帯によってどこから光が差し込むのか確認しておきましょう。間仕切りを選ぶ際には実物を確認しましょう。
写真だと質感や色合いなどが違って見えることも多いです。後悔しないリフォームにするためには、やはり実際に見て確認しましょう。
【トイレ・洗面所の失敗例と失敗しないポイント】
ショールームで実際にみて選んだ便器だったが、思ったより大きくトイレが狭くなったように感じてしまった。
ショールームに行って実物を見て選ぶことはとてもよいことです。しかし、ショールームのような広くて開放感のある空間に置かれている時の印象と、住宅のトイレに置いた時の印象は全く異なります。寸法を確認した上で、家のトイレでメジャーなどを使ってシミュレーションしてもると良いでしょう。
内開きにしたらスリッパが引っかかるようになった。
内開きの扉は外の空間に影響しないので便利ですが、トイレの扉にはあまり適していません。もともと広くないトイレ空間を扉の開閉スペースでさらに狭くしてしまうと使いづらくなります。
また、トイレの中で人が倒れてしまった際など、扉が開かなくなってしまう恐れもあります。高齢者の方と一緒にお住いの方は注意しましょう。
洗面台の高さが高すぎて、肘から水が伝ってしまう。
洗面所は毎日必ず使う場所です。収納スペースを重視する方も多くいらっしゃると思いますが、収納よりも先に高さの確認をしましょう。洗面台は家族皆が使いやすい高さを考えましょう。家族で身長に大きな差があるという場合はスタンダードな80㎝にするか、身長の小さい方に合わせると良いでしょう。
一度ショールームなどで高さやサイズなどを確認することをお勧めします。ショールームで確認する際には靴底約5㎝分身長が高くなっていることを忘れないようにしてください。
【 玄関・収納の失敗例と失敗しないポイント 】
玄関にコンセントを付け忘れ、掃除がしづらくなった
実は、玄関は照明や防犯カメラ、電動自転車の充電など様々な電化製品を使うところです。その上、他の部屋からコードをのばすことが難しいケースが多い場所です。できれば掃除のしやすさなどを考えて両サイドにコンセントを付けておくと良いでしょう。
収納扉の開閉スペースのせいで空間を有効活用できない
収納はどこにどのようなものを置くかよく考えましょう。ベッド脇のような狭いところには引き戸タイプの収納にしましょう。デスク廻りはA4サイズが入るくらいの引き出し・棚を置くと便利です。また、キッチンなどは常に使う物を吊るしておける細いパイプなどを設置すると、使いやすくてすっきりと片付いているキッチンになります。
用途に合わせて収納を選びましょう。実際に使う時のことをイメージしながら考えてみてください。