こんにちは!
稲沢市でリフォーム・リノベーションを行なっている田畑建設です!
今回は夏の風物詩と言えるゲリラ豪雨についてです。
昔は夕立ちなんて言ってましたが、いつの間にかゲリラ豪雨と言う言葉に変わりましたね。
16時あたりになると風が強くなって、積乱雲がモクモク・・・。
「あっ!洗濯物出しっぱなしだ!」
なんてことありませんか?
今回はゲリラ豪雨の前兆と仕組みについて解説します。
ゲリラ豪雨のメカニズム
ゲリラ豪雨は、積乱雲の発生によってもたらされます。
積乱雲は縦に伸びた雲なので一目でわかると思います。
なぜ縦に伸びるのか・・・ここにゲリラ豪雨の仕組みがあります。
夏は太陽の強い日差しによって地表や地表付近の空気が熱されるため、上昇気流が発生しやすく、大気の状態が不安定になります。そして、大気の状態が不安定なときに活発な気流の対流が起こると、強い上昇気流に伴って積乱雲が発達しやすくなるのです。
強い上昇気流のお陰で雲が縦に伸びるんですね。
この発達した積乱雲が局地的に短時間で激しい雨を降らせ、ゲリラ豪雨と呼ばれるようになりました。
ゲリラ豪雨が起きるとどうなる?
発達した積乱雲によって急に激しい雨が降るゲリラ豪雨は、雨が低い場所に一気に流れ込みます。そのため、総雨量は少なくても、短時間で大きな被害が発生する場合があります。
ゲリラ豪雨の降り始めから数十分で、発生する恐れがあるため、注意が必要です。
【ゲリラ豪雨で起こりやすい被害】
- ・中小規模の川の急な増水で、中州に取り残される
- ・地下街・地下鉄駅に雨水が浸水し、流れ込む
- ・道路が冠水し蓋が開いていたことに気づけず、マンホールの中へ転落する
- ・地下空間に閉じ込められる
また、河川の上流でゲリラ豪雨が降った場合には、自分が現在いる地域で雨が降っていなくても、川の水位が急激に上昇することがあります。
河原などで遊んでいる場合には、増水や氾濫に十分注意しましょう。
ゲリラ豪雨の前兆は?
ゲリラ豪雨はその名のとおり、突然発生するもので、局地的に発生するため事前に予測することが難しいとされています。しかし、いくつか前兆があります。
- ①急に空が暗くなる、真っ黒な雲が近づく
- ②急に冷たい風が吹く
- ③雷が鳴り始める
外出時にこのような前兆を感じたら、大雨が降る前に建物の中に避難をしましょう。ご自宅にいる場合は、下水道の逆流や玄関などの浸水に備えましょう。また、天気予報で「大気の状態が不安定」「天気の急変」などの表現があった場合は、急な大雨が発生する可能性があるため、注意が必要です。
ゲリラ豪雨の寿命は1時間ほど
積乱雲は縦に長く、横幅が短いのが特徴です。
横幅は距離にして数キロ~十数キロメートルほど。1つの積乱雲の寿命は短く、雨が降り始めてから止むまで、30分~1時間程度とされています。
ただし、この狭い範囲に短時間で大量の豪雨をもたらすため、冠水被害や河川の氾濫などの災害につながる可能性があり、注意が必要です。